地球接近の小惑星を東大観測所が撮影

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東京大学の木曽観測所(長野県)が地球に接近する小惑星を撮影することに成功し、観測した動画と静止画像を11日公開した。地上から捉えた小惑星の画像は珍しい。

画像 動画データを32秒毎に切り出して重ねた画像。「2012TC4」の光跡を直線に並ぶ点源の集まりとして確認できる(提供・東京大学木曽観測所)

この小惑星は直径10~30メートル。太陽の周りを回り、2012年10月に米ハワイ大学などがハワイ・マウイ島の山頂で運用する望遠鏡により発見されたことから「2012TC4」と名付けられた。同観測所によると、直径10メートル以上の小惑星は地球大気に突入しても燃え尽きず大きな隕石(いんせき)として被害を及ぼす可能性がある。「2012TC4」は2013年にロシアに落下した隕石に匹敵する大きさだった。幸い大気圏に突入する軌道でなかったため、地球には日本時間12日午後2時42分に最接近し、地上約5万キロ(地球から月までの距離の約13%に相当)を通過したとみられる。

東京大学木曽観測所は10日と11日の2回、地球から約42万~98万キロ離れた「2012TC4」を同観測所のシュミット望遠鏡に搭載した広視野高速カメラで捉えて撮影した。今回の観測成果について同観測所は「地球に衝突する可能性がある天体の軌道を(事前に)正確にもとめる技術を獲得するという観点からも重要」としている。

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